助産師しおんです。
「自然にお産したいです。」
バースプランの相談や妊婦さんと話をする中でよく聞かれる内容です。
今回は、そんな自然なお産を望むあなたに伝えたい3つの提案です。
まずは、自分の足を使って歩くこと。
自然なお産をするには、それに付き合える体力が必要です。
歩くことは、お産に向けた体力作りにつながります。
中には「安産のためには2時間あるかないといけない」と
お散歩のハードルを上げてしまっているかたもいます。
そこで、オススメするのは「まずは3分散歩」です。
時間を確保するのが大変な方も、30分や2時間は無理でも、
3分ならどこかに時間を見つけられるのではないでしょうか?
靴を履き、外にでて3分歩く。
不思議なもので、実際に外に出てしまうと3分以上歩けてしまいます。
はじめの一歩がでることって大切ですね。
暑い日や雨の日など、外が歩けなくて散歩が難しいという方。
広めのショッピングセンターを歩いてみることはいかがでしょう。
歩きながら、店内を回ってみる。
階段も是非使ってくださいね。
あと、トイレはぜひ和式をチョイスしてみてください。
しゃがむ姿勢が足腰強化になります。
まめに体を動かすことはお産への体力を養うとともに、
育児中に安定した抱っこをするための体力も養ってくれます。
二つ目の提案は、自然を感じること。
自然を感じることが少ないのに、
お産ばかりに自然を求めるのは無理がありますよね。
ぜひ、自然にお産したいと考えるなら、自然の中に出掛けてみましょう。
自然の中を歩くことで、感性を揺さぶられる
四季折々の風景を楽しむことができます。
さらに、移り行く四季の風景に胎児の成長を重ね、
「桜の時期には赤ちゃんを抱っこしているのだなー」と
待つことの楽しみを感じることができるでしょう。
景色を見ることはもちろん、花や森や海の香りを感じたり、
木や花や土に実際に触って体感するのもいいでしょう。
鳥の声や川のせせらぎなど自然のBGMは、心を癒してくれます。
お散歩に励む妊婦さんも、たまにはイヤホンを外して
自然の音に耳を澄ましてみてはいかがでしょうか。
自然を歩くこととともに、生活する地域を散歩するのもオススメです。
日々の生活する見慣れた街にも実際足を使って歩くことで、
これから子育てをする町の魅力を再発見したり、
そこに住む人との素敵な出会いもあるかもしれません。
妊娠中はホルモンの手助けもあって、感受性が豊かになってます。
親子が集う公園を発見して、
いつかわが子と遊ぶ日を想像しワクワクしたり、
そこに遊ぶ子供の無邪気な姿にパワーをもらったり。
そんな、日常の見逃しがちな風景からも
感性を刺激される瞬間があることでしょう。
自然の中で体感するのは、まぎれもない「今」という時間。
うまく自然の流れに乗れるように、
妊娠しているという「今」に集中して、「今できること」をする。
その積み重ねが、心身のゆとりにもつながり、
自然体でお産を迎えられるのではないでしょうか
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