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助産師しおん先生のメッセージ vol.8 自然なお産を目指すなら自然の中に出かけよう

出産前のお母さんへ
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助産師しおんです。

自然にお産したいです。」

バースプランの相談や妊婦さんと話をする中でよく聞かれる内容です。
今回は、そんな自然なお産を望むあなたに伝えたい3つの提案です。

まずは、自分の足を使って歩くこと

自然なお産をするには、それに付き合える体力が必要です。
歩くことは、お産に向けた体力作りにつながります。

中には「安産のためには2時間あるかないといけない」と
お散歩のハードルを上げてしまっているかたもいます。

そこで、オススメするのは「まずは3分散歩」です。

時間を確保するのが大変な方も、30分や2時間は無理でも、
3分ならどこかに時間を見つけられるのではないでしょうか?

靴を履き、外にでて3分歩く。

不思議なもので、実際に外に出てしまうと3分以上歩けてしまいます。
はじめの一歩がでることって大切ですね。

暑い日や雨の日など、外が歩けなくて散歩が難しいという方。
広めのショッピングセンターを歩いてみることはいかがでしょう。
歩きながら、店内を回ってみる。

階段も是非使ってくださいね。
あと、トイレはぜひ和式をチョイスしてみてください。
しゃがむ姿勢が足腰強化になります。

まめに体を動かすことはお産への体力を養うとともに、
育児中に安定した抱っこをするための体力も養ってくれます。

二つ目の提案は、自然を感じること。

自然を感じることが少ないのに、
お産ばかりに自然を求めるのは無理がありますよね。

ぜひ、自然にお産したいと考えるなら、自然の中に出掛けてみましょう。

自然の中を歩くことで、感性を揺さぶられる
四季折々の風景を楽しむことができます。

さらに、移り行く四季の風景に胎児の成長を重ね、
「桜の時期には赤ちゃんを抱っこしているのだなー」と
待つことの楽しみを感じることができるでしょう。

景色を見ることはもちろん、花や森や海の香りを感じたり、
木や花や土に実際に触って体感するのもいいでしょう。

鳥の声や川のせせらぎなど自然のBGMは、心を癒してくれます。

お散歩に励む妊婦さんも、たまにはイヤホンを外して
自然の音に耳を澄ましてみてはいかがでしょうか。

自然を歩くこととともに、生活する地域を散歩するのもオススメです。
日々の生活する見慣れた街にも実際足を使って歩くことで、
これから子育てをする町の魅力を再発見したり、
そこに住む人との素敵な出会いもあるかもしれません。

妊娠中はホルモンの手助けもあって、感受性が豊かになってます。

親子が集う公園を発見して、
いつかわが子と遊ぶ日を想像しワクワクしたり、
そこに遊ぶ子供の無邪気な姿にパワーをもらったり。

そんな、日常の見逃しがちな風景からも
感性を刺激される瞬間があることでしょう。

自然の中で体感するのは、まぎれもない「今」という時間。

うまく自然の流れに乗れるように、
妊娠しているという「今」に集中して、「今できること」をする

その積み重ねが、心身のゆとりにもつながり、
自然体でお産を迎えられるのではないでしょうか

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