Amazon Payでのお支払いが可能です!
Amazon Payでのお支払いが可能です!

cocoleca magazine

助産師しおん先生のメッセージ vol.1 みんな一度は出産を経験している

出産前のお母さんへ
share on
  • FaceBook
  • Twitter
  • LINE

こんにちは、助産師の大村祥恵(おおむらさちえ)ともうします。
私は鹿児島県霧島市で詩音助産院を開業し、
妊娠中や育児中のお母さんたちにお産に向けた体つくりや
赤ちゃんのお世話についてお伝えしています。

気軽に「しおんさん」とよんでくださいね。

このコラムを読んで下さるあなたは妊婦さんですか?
赤ちゃんに会える日を楽しみにしている反面、
日々変わる体調に戸惑うこともあるでしょう。

妊婦さん以外だとご家族など妊婦さんを支える方や、
妊婦さんを見守る方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

私は助産師として、1人でも多くの妊婦さんが
自分自身の体や心と向き合い、
妊娠していることを楽しんでほしいと思っています。

不安で押しつぶされそうになったり、
体調に振り回されて「早く妊娠が終わればいいのに」
という声は聞いていて辛くなります。

このコラムでは、妊娠・出産・産後という特別な状態に対して、
助産師の知識や経験をもとにお話ししていきます。

 

このコラムが少しでも皆様の安心につながることを願って。

 

妊娠すると、どこでお産しようと悩みます。
初めての妊娠だとイメージも浮かばないのか、漠然と出産施設を決めがちです。

 

分娩施設が減少している現在。
早く分娩予約しないと出産場所がないという状況に
慌ててしまったという声も聞きます。

ですので、妊娠を希望されるのであれば、
妊活の段階から妊娠・出産について情報のアンテナを
張っておくのがおすすめです。

今から妊娠する人、もう妊娠したかたも、産む場所を決めた方も、
まずは妊娠や出産を身近に感じることが
「考えること」のきっかけになるでしょう。

 

ちなみに初産婦さんは今回が初めてのお産だと思っているでしょう?

実は一度出産を経験しているのです。

 

それは「自分が産まれてきた出産・産んでもらった出産」です。

 

もし聞くことができたら、
ぜひ自分自身がどこでどのように産まれたのか
自分のルーツをきいてみるのもいいでしょう。

また、兄弟や両親や祖父母など分かる範囲まで広げてもいいかもしれません。

 

そう考えたら、男の人も一度は自分が出産経験しているのですよね。
立ち合いの有無にかかわらず、ご主人の出産のエピソードも
出産準備教育として、ご主人と一緒にお姑さんにしてもらってもいいかもしれませんね。

 

ただ注意していただきたいのは、難産だったお母さま(赤ちゃんのおばあさま)は
自分も難産だったから娘も同じようになるかもしれないと暗示をかけ、
追い込んでしまうことがあります。あと、姉妹の場合も同様に。

 

母親が難産でも、娘は別の人間です。
必ずしも同じようにはなるとは限りません。
もし、怖い話を聞いたら遺伝的な傾向の一つとしてとらえ、
より体つくりに励むための動機つけにしてほしいと思います。

 

自分のルーツを聞けない方は、身近な友人などに
出産前後の生活の体験を聞いて
自分の出産で大切にしたいことを考えるヒントをにしたり、
なぜその出産施設を選んだのか、実際はどうだったのかなどの
近所の傾向をきいてもいいかもしれません。

 

「お産場所なんてどこでもいいじゃない、
こだわらなくてもどこも一緒」といわれるかもしれませんが、
妊娠・出産は女性にとって一生忘れない大きな体験です。

慎重であっていいと思います。

 

自分が緊張せず、安心して産み育てる場所が身近にあれば幸せですね。
もし、地域の医療環境や体調の関係で選べないとしても
コミュニケーションや働きかけでそのギャップを埋めることができます。

 

次回は「施設の選び方」についてお話しします。

share on
  • FaceBook
  • Twitter
  • LINE

おすすめの記事

BACK TO TOP